SAPジャパンとセンシンロボティクスは、世界各国の石油、化学、素材、ガス、電力などの企業を対象に、プラント設備の保全を効率化する業務自動化統合プラットフォーム「SENSYN CORE」を、SAPインダストリー・クラウド・パートナー・ソリューションとして提供開始した。
SAPは、パートナー企業と協力して同ソリューションを提供することで、コスト効果の高い変革と持続可能な成長を支援。既存システムと連携して投資価値を高めることを目指すという。
SENSYN COREの概要は以下のとおり。
- SENSYN COREおよびアプリケーションサービスを活用して、SAPの設備保全ソリューションが格納されている設備情報を呼び出す。その中から点検対象となるプラント設備を選択し、SENSYN COREに連携する
- 点検するプラント設備の情報をSENSYN COREに入力することで、飛行ルートを自動生成。そのルートをもとにドローンを飛行させて点検作業を開始し、プラント設備の点検画像など必要なデータを取得する
- 取得された画像データをSENSYN CORE上で確認し、異常個所についてのコメントを付記。その結果をSAPの設備保全ソリューションにデータ連携させる。異常データが関係者に共有され、対応策が実施される
SENSYN COREの活用により、点検作業の省人化・自動化が可能になるという。人の移動頻度や人的ミスが減少することで、サステナビリティおよび環境衛生と安全面においても便益をもたらすとしている。
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