ALBERTは、三菱重工グループの三菱重工機械システムの自動車衝突安全性能試験装置である自動車衝突シミュレータに対して、試験の再現性能に係るパラメータを最適化するAIを共同開発。2021年12月より、実機での機能検証を開始した。

三菱重工機械システムが提供する自動車衝突シミュレータは、従来、衝突事象を正確に再現するために、熟練した担当者が多数のパラメータを調整して出荷していたという。両社が共同開発したAIを導入することで、自動車衝突シミュレータの衝突再現性能は向上し、より効率良く試験を行うことができる。これにより、自動車衝突シミュレータを通じて、自動車および構成部品の開発スピード加速に寄与するという。
今後、ALBERTと三菱重工機械システムは、同システムの運用を通じて蓄積された知見・データを活かしてAI精度向上・処理高速化を図るとともに、自動車衝突シミュレータの性能・付加価値向上につながるよう、連携していくという。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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