マクニカは、NECにSSPM(SaaS Security Posture Management)の専用ソリューションである、Adaptive Shieldを提供したことを発表した。
Adaptive Shieldは、SaaSの設定監査を行うためのSSPM専用ソリューションだ。SaaSの安全な利活用のために、主にセキュリティ設定や各種コンプライアンスに対する準拠有無について、継続的にチェックする機能を提供する。
これまでNECでは、SaaSの導入時に厳重な審査やセキュアな設定の調査を行うことで、設定不備によるインシデントなどの問題は起きていなかったという。一方で、SaaSの種類や利用者が急増する中、今までの手法で対応することが難しくなってきたとのこと。さらに各SaaSで運用部門が分かれているため、セキュリティベースラインに差異が発生するという課題もあったという。
そこで自社のSaaSの安全確保の維持や、新サービス、機能が追加された際に設定を正しく確認できているのかなどの懸念を解消するため、Adaptive Shieldを導入したとしている。

NECはAdaptive Shieldの導入により、各SaaS運用部門の知識やノウハウに依存していた設定作業を、統一の基準で自動的に監査することができるようになったとのこと。そのためSaaSのアップデートへの追随を、工数をかけずに対応できるようになり、品質の向上と運用負荷の大幅な軽減につながったとしている。
【関連記事】
・芝浦機械とマクニカ、熟練技能者の「匠の技」をAIによる実現目指す
・マクニカ、横河電機の予測型AIプロジェクトを支援 高精度の予測実現でDX化を推進
・マクニカとエクスポリス、スマートシティ実現に向けた業務提携を発表 地域のデジタル実装加速を目指す
この記事は参考になりましたか?
- 関連リンク
- この記事の著者
-
EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア