チェック・ポイントは、セキュリティプラットフォームCheck Point Quantumの新バージョン、Check Point Quantum Titanを発表した。
Quantum Titanは、人工知能(AI)とディープラーニングを活用した3つのソフトウェアブレードを新たに導入し、ドメインネームシステム(DNS)の悪用やフィッシングに対する高度な脅威防御および自律的なIoTセキュリティを提供するとしている。
Check Point Quantum Titanに含まれる機能は以下のとおり。
- 新しいAIディープラーニングエンジンによる脅威防御:AIとディープラーニングの技術を活用し、従来のシグネチャーベースの技術と比較して5倍のDNS攻撃、および4倍の ゼロデイフィッシングの脅威を阻止できる、2つの新たなソフトウェアブレードを導入
- 独自の自律型IoTセキュリティ:新バージョンのQuantum IoTソフトウェアブレードは、あらゆるIoTデバイスに対し、迅速かつ効率的に検出する機能を追加。さらに自動的にゼロトラストプロファイルを適用するため、組織は5分以内に攻撃に対する防止/阻止の対策を開始できるとのこと
- ビジネス主導のセキュリティパフォーマンス:Titanプラットフォームのオートスケーリング機能は、ピーク時や予期せぬトラフィックの急増に対応するために、アプリケーションや大きなワークロードに瞬時に優先順位を付与する
今回の発表にあたり、チェック・ポイントの製品管理部門バイス・プレジデントであるエヤル・メノーは次のように述べている。
「脅威の状況は絶え間なく進化し続けており、対応はより複雑で困難なものになっています。特に、従来のネットワークセキュリティの管理ツールを使用しており、アップデートの処理に数ヵ月とは言わずとも数週間を要しているような場合は、一層困難です。AIとディープラーニングを搭載した新しいQuantum Titan プラットフォームは、より早く、より効果的に、革新的な機能を結集してさらに多くの脅威を防止するのに役立ちます」
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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