みずほ銀行と富士通は1月26日、法人顧客向けのGHG(温室効果ガス)排出量をはじめとした、ESG・SDGs全般におけるデータ管理サービスに関する連携を開始した。
みずほ銀行のネットワークや知見を活用して、顧客の環境経営に関する課題やニーズを聞き、富士通は、富士通JapanのSaaS型サステナビリティ経営情報サービス「FUJITSU Sustainability Solution Eco Track」、および富士通の「FUJITSU Manufacturing Industry Solution COLMINA 工場最適化ダッシュボード」などを顧客に提供する。これにより、顧客のGHG排出量を算定・可視化し、削減に向けた正確・効率的な分析が可能になるという。
また、同サービスを活用し、GHG排出量以外にも廃棄物、労働安全、社会貢献活動など多様なESGデータ(非財務情報)を総合管理することで、国内の省エネ法対応に加え、企業評価を高めESG投資を呼び込むためのCDP、TCFD、SBT、RE100などの国際イニシアチブに基づくスピーディーかつ正確な情報開示が可能になる。
今後みずほ銀行は、サステナブルファイナンス・環境ファイナンスなどによる資金調達支援をはじめ、脱炭素化に向けた事業の強化・転換に資する助言やソリューション提供に積極的に取り組んでいく。富士通は、パーパスの実現を目指すグローバルソリューション「Fujitsu Uvance」のもと、人と地球が共存し持続可能な成長を支える「Sustainable Manufacturing」の取り組みを進めていくという。
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