セールスフォース・ジャパン(以下、Salesforce)は、カーボンアカウンティングソリューションである「Salesforce Net Zero Cloud」(以下、Net Zero Cloud)の機能を強化し、TableauやMuleSoftを含めたESGソリューションとして「ESGレポーティングオートメーション」を国内で提供開始すると発表した。
ESGレポーティングオートメーションでは、これまで同社が提供していた環境に関するデータの管理に加え、社会やガバナンスを含めた、ESG全体のデータをリアルタイムに管理し、レポーティングが可能となるよう機能を拡張したという。
同ソリューションの中核製品であるNet Zero Cloudが新たに提供する主な機能は、以下のとおり。
- S&Gデータモデル:GRI(Global Reporting Initiative)に準拠した社会・ガバナンスの標準データモデルを提供
- 開示・コンプライアンスハブ:GRIなどのスタンダードに準拠した形で、報告書への回答から出力までを支援する汎用フレームワークの提供
- DEIダッシュボード:人種・ジェンダー・年齢・国籍など、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンにおける各種指標に関するインサイトが得られる分析機能を提供

Salesforceは今後、ESGレポーティングオートメーションの提供を通じて、企業がESG経営を効率的、効果的に進めるための支援を強化していくとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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