CData Software Japanは、270以上のSaaS/データベースに対応する「CData Drivers」シリーズのメジャーアップデート版V23をリリースした。
新バージョンでは、Google広告、Google Analyticsで分析に便利な事前定義ビューの提供、TableauからのAS/400のDB2データ利用、Snowflakeのストリームオブジェクトでの変更データ抽出など、多くの機能追加が行われているという。
CData Drivers V23におけるリリースのポイントは以下のとおり。
SaaS、DB、ストレージなどのデータソースに対する機能追加
- Google Ads & Google Analytics:プリセットのビューにより、ディメンションの知識がないユーザーもドライバーの利用が可能に
- Microsoft Teams:チャネルメッセージにおける返信の取得、添付ファイルのダウンロードをサポート
- DB2:Tableauが発行するCONTAINS、STARTWITHなどのクエリをサポート。TableauからのAS/400のDB2へのリアルタイム接続を実現
- Snowflake:ETL/ELTツールとCDataドライバーを組み合わせることで、ストリームオブジェクトよりSnowflake上の変更データを抽出可能
- Google BigQuery:カラム名変更をサポート
- スマレジ:条件指定が必須のテーブル/ビューでデフォルト値を設定。フィルタリングをサポートしていないkrewDataなどのツールからの利用を実現
- Microsoft Excel:AggregateFilesをサポート。フォルダ内の複数ファイルを統合してクエリ出力可能に
- Salesforce Marketing Cloud:UPSERTステートメントをサポート
- Pinterest:account analytics reportをサポート
- HBase:パフォーマンス改善
- Facebook Ads:Graph APIとMarketing APIのバージョンを分離し、バージョン追従アップデートを容易に
- Airtable:新しいOAuth、Personal Access Tokenの認証方式に対応。Metadata API、Comments API、Webhook API利用が可能に
- Apache Phoenix:Array型のサポートとArray型でのPhoenixへの書き戻しに対応
- Amazon Marketplace:SellingPartnerがデフォルトのスキーマに
- Oracle:getBlobをサポート
- Salesforce Marketing Cloud Account Engagement:VisitorAcitivites、EmailClicks、ListMembershipsなどのテーブル/ビューでIDのデータ型を変更し、大容量データでの利用を可能に
- Shopify:GraphQLスキーマでCUDをサポート
製品全体の機能追加
- 計算を含むクエリをサポート
- SELECTモデルをODataでサポート
- CTE(共通テーブル式)のWITH句での利用をサポート
- メタデータレポートでのCHARデータ型をサポート
接続技術のプラットフォーム刷新への対応
- ADO.NET:Microsoft SQL Server 2022 Reporting Services(SSRS 2022)のサポート
- ODBC:C++ Runtimeのアップデート
APIバージョン変更のサポート
- Yahoo Ads API Version 10
- Instagram API Version 15
- Facebook API Version 15
- Google Ads API Version 12
- LinkedIn Ads Marketing API
- au PAY Market API
- Zoho CRM API Version 14
- Backlog API Version 2
- Bing Search Services API
- Shopify API Version 2023-04
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