DataRobotはSnowflakeとの統合を拡大したことを発表した。これにより企業は、Snowflake上でDataRobotのAIモデルを構築、展開、拡張し、既存のSnowflakeへの投資を活用できるようになるという。
今回の統合拡大における新機能は以下の通りだとしている。
- プッシュダウンとWranglerの強化によるデータ準備:Snowflake Data Cloudのスケーラビリティとガバナンスを活用して機械学習データを準備。複雑なシナリオを「レシピドラフトモード」で試すことができるため、データのやり取りや処理に費やす時間が短縮されるという
- DataRobot NotebooksとSnowpark:Snowparkを使用してデータ処理をSnowflakeにプッシュでき、計算の効率化が可能に。ここでは、生成AIベースのコード生成を特徴とした「DataRobot Notebooks」を使用し、自身の好きな言語でコードを記述できるとしている
- SnowparkでSnowflakeデプロイ:ワンクリックでDataRobotモデルをSnowflakeに直接デプロイし、データベース内推論で機密データの予測を生成
- Snowflakeモニタリング:Snowflakeにデプロイされたモデルのドリフト、精度、またはカスタムメトリクスを監視し、トレーニング後にモデルを置き換えることができるという
- Snowflakeマテリアライゼーション:Snowflakeの中でのトレーニングデータセットのマテリアライズによってデータの移行や重複を排除し、ガバナンスを担保したAIのライフサイクルへと簡素化
- Snowflake向けAIアクセラレータ:ローコードのモジュール式ブロックとテンプレート、またはコードファーストのアプローチで、モデルを開発し、デプロイが可能
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