トレードワルツは、貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz」のAPI利用拡大に向け、セゾン情報システムズが提供するiPaaS「HULFT Square」を用いた実証試験を行った。

同実証では、HULFT Squareに実装したTradeWaltz-API連携モジュールを使い、下記シナリオで実証試験を実施。データ変換・登録などは問題なく実行でき、チューニングで処理時間を飛躍的に高められる目途もついているという。
- TradeWaltzユーザーの船積書類データをCSV形式で出力し、指定のBoxフォルダに格納
- HULFT SquareがCSVデータをBoxフォルダから自動取得
- HULFT SquareがCSVデータを、TradeWaltzが読み取れるJSON形式データに自動変換
- HULFT SquareがTradeWaltz-APIを自動実行し、該当データをTradeWaltzに自動登録

また、取り扱う書類データについて、今後セゾン情報システムズ側で注文書(Purchase Order)や信用状(Letter of Credit)など種々の標準書類を増やしていくとしている。なお、実運用においては、Boxフォルダではなく社内のシステムフォルダやファイルサーバーを使ったり、各社書類で記載されている特殊項目を追加でマッピング設定したりする必要はある一方、サーバー構築・コーディング・テストといった手間が省け、連携にかかる工数・時間は6割以上改善されると想定しているという。
今後両社は、HULFT SquareをTradeWaltz連携ツールの1つとして提供することで、貿易電子化を協働して進めていくとしている。
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