メタップスは、GitHubが提供するソフトウェア開発支援AIサービス「GitHub Copilot for Business」を、福利厚生としてエンジニア全社員を対象に導入開始する。
メタップスでは、開発組織において業務環境の最適化、効率化に取り組んでいるが、多くの時間と労力がかかるコーディングやレビューなどの作業を自動化し、エンジニアがクリエイティブな業務に集中できる環境整備が課題となっていたという。
そこでメタップスは、同サービスの導入を検討。数名のエンジニアによる1ヵ月間のテスト運用を経て、福利厚生として導入することとなった。対象者は、フリーランス型正社員を含むエンジニア全社員約20名で、テスト運用の結果、以下の効果が期待できるとしている。
- 生産性の向上:テストコードにおけるコード提案、同一プロジェクト内の記法と同様のコード入力補助など、エンジニアの負荷軽減を確認
- 自己研鑽:コードの解析や改善提案、簡易的なレビューを利用することで、自らの学びにもつながるという意見があった
- セキュリティ向上:コードを書いた本人が認識していない脆弱な箇所を指摘してくれるというメリットも挙がった
同社は、GitHub Copilot for Businessを契約し適切な設定のもと利用することで、生成AIの活用における情報流出やライセンス侵害などのリスクを低減させるとのこと。また、業務委託のメンバーへはアカウントを提供せず、個人で契約して利用する際には、ソースコードの流出や権利侵害に注意して適切な設定を行うように周知を徹底していくという。
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