野村不動産とスタイルポートは、野村不動産の住宅事業領域における顧客体験のデジタル化に向けたシステム開発に関する業務提携に合意した。
スタイルポートは、空間コミュニケーション・プラットフォーム「ROOV」を開発・提供している。未竣工の建物や、アクセスが不便な立地にある建物を、仮想空間上にデジタルツインとして再現できるという。空間イメージや図面や地図などの物件検討時の情報共有を可能にすることで、マンションや戸建を展開する不動産デベロッパー(または不動産事業者)の課題を解決し、住宅事業領域のDXを推進する空間コミュニケーション・プラットフォームだとしている。
同提携を通じ、両社が保有する知見・ノウハウを活用してROOVを進化させていくことで、両社の事業機会と価値創造の拡大を目指すという。
今後、野村不動産の住宅事業領域において導入済みのROOVの各種サービスに加え、既存システムとの連携などを見据えた改善や新規開発を行っていくとのこと。これにより、顧客ごとにカスタマイズした情報提供の仕組み化などを推進していく方針だとしている。
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