KDDI、KDDI総合研究所、住友電気工業、古河電気工業、OFS Laboratoriesは、標準的な光ファイバーと同じ250μmの光ファイバーの中に12個の独立したコアを配置した非結合12コア光ファイバーと、O帯光ファイバー増幅器を組み合わせることにより、伝送帯域幅115.2THz(従来のC帯に比べて約24倍)の超広帯域伝送実験に成功した。
光ファイバー1本あたりの通信容量を拡大できることから、より少ないファイバ心線数で同じ通信容量を確保でき、通常の管路や設備を省スペースで活用することが可能な技術として期待されるという。
今後は、データセンター間通信容量の大容量化を目指し、超広帯域O帯コヒーレントDWDM伝送システムの実用化に向けて、送受信機や光ファイバー増幅器、デジタル信号処理アルゴリズムの研究開発を進めていくとしている。
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