KDDIは、10月31日から法人向けに、カーボンニュートラル実現をワンストップで支援する「KDDI Green Digital Solution」を提供開始すると発表した。
同社は9月5日、アスエネ、KPMGコンサルティング(以下、KPMG)、グロービングの各社とサービス内容に応じた業務提携を発表している。同ソリューションと各社との連携により、法人顧客がカーボンニュートラルを実現するために必要なプロセスを顧客の課題や状況にあわせて支援していくという。
KDDIが提供するカーボンニュートラル実現に向けたプロセスは以下の通り。
- CO2排出量の可視化:アスエネのCO2見える化・削減・報告クラウドサービス「アスエネ」を提供開始する。これにより、企業活動全体を通して排出されるCO2排出量を数値化
- CO2排出量削減計画を立案:KPMG、グロービングとの提携により、業界動向収集や全体戦略立案のほか、新規事業の検討などのコンサルティングを提供
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CO2排出量削減を実行:ICT、DXを活用したCO2排出量の削減ソリューションをニーズに合わせて提案。開始当初は以下4つをラインアップし、今後拡充していく予定
- グリーンICT:KDDIが提供する法人サービスについてCO2排出量の削減と情報開示を進める
- グリーンDX:CO2排出量の可視化から見えてきた結果に対して、効果的なDXソリューションを提供
- 再生エネルギー・グリーン電力:同ソリューションを通じて、「auでんき」の再エネメニューを提案。また、日中使用する電力を再エネ化し、電力価格の安定化を支援するオンサイトPPAにて、顧客の脱炭素目標の達成を支援
- LED/オフィス製品:オフィスでの消費電力を削減可能なLED照明やCO2排出量を削減したオフィス什器を提案
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