KDDIは8月30日、Space Exploration Technologies(以下、スペースX)が提供するStarlink衛星とauスマートフォンとの直接通信サービスの提供に向けて、新たに業務提携を結んだと発表した。
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KDDI 代表取締役社長 CEO 高橋誠氏(写真左)
Space Exploration Technologies Corp., Senior Vice President of Commercial Business, Tom Ochinero氏(写真右)
スペースXが開発したStarlinkとKDDIのau通信網を活用することで、auスマートフォンが衛星と直接つながり、空が見える状況であれば圏外エリアでも通信をすることが可能になるという。
KDDIでは、都市部といった生活動線における4G LTEの人口カバー率は99.9%を超えているものの、地理的条件により基地局の設置が困難な場所が存在することから、国土における4G LTE面積カバー率は約60%に留まっている。
そのため、光ファイバー回線を敷設しづらい地域においては、Starlinkをバックホール回線としたau基地局を順次展開。
従来の取り組みに加え、KDDIでは新たにスマートフォンが衛星につながることで、従来どの国内通信事業者でも5Gや4G LTEでは提供が困難だった山間部や島しょ部を含む日本全土にauのエリアを拡張し、「空が見えれば、どこでもつながる」体験を実現するとしている。
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なお今回のサービスは、2024年内を目途に提供開始予定としており、まずはSMSなどのメッセージ送受信から開始。その後、音声通話/データ通信も順次対応予定となっている。なお料金プランについては依然調整中としており、基本プランに含めるか追加オプションにするかなどは今後検討していくという。
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