デロイト トーマツ コンサルティングは、量子分野の研究開発やユースケース企画・ビジネス活用の伴走支援、エコシステム形成・人材育成を手掛ける「Quantum Harbor」プロジェクトを発足、始動すると発表した。
Quantum Harborプロジェクトでは、量子技術の実用化プロジェクトの経験を持つ量子技術統括の寺部雅能氏がリーダーを務め、50名体制で事業を行うとしている。同社のコンサルタントやサイエンティストがそれぞれの専門性を掛け合わせることで、様々な業界を量子技術で変革していくことを目指すという。
同社はまず、各産業ごとにビジネス適用領域や技術トレンド情報の発信や国内外プレーヤーを集めたコミュニティ形成を推進していくとのことだ。また、量子スタートアップの育成や投資家の支援を行い、日本におけるエコシステム形成を目指すという。ビジネス支援においては、戦略策定、事業開発伴走、体制構築(人材育成・パートナー形成)支援の3つの分野を手掛けるとしている。
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