SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

EnterpriseZine Day Special

2024年10月16日(火)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZineニュース

日本オラクル、「Oracle Fusion Data Intelligence」の新AI機能を発表

 日本オラクルは、「Oracle Fusion Data Intelligence」の新しいAI機能を発表した。

 Oracle Fusion Data Intelligenceは、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)のサービスである「Oracle Autonomous Database」「OCI Data Lake」「Oracle Analytics Cloud」などを基盤とした、データ、分析、およびAIのソリューション。新しいAI機能を活用することで、組織はより適切な意思決定を行い、ビジネスの成果を向上させることができるとしている。

ERP分析

 組織全体の業務および財務指標に関するインサイトを提供し、財務チームが意思決定を改善できるように支援。Oracle Fusion Cloud Enterprise Resource Planning(ERP)の利用者が、回収履歴を分析してリスクと支払時期を的確に予測できるという。

 また、ビジネス支出に関する深いインサイトを得て適切な分類を特定し、支出の異常を自動的に検出しフラグを立てることが可能。これらのモデルの1つは、売掛金および未収金の履歴データを活用して売掛金の期間別分析を実施することで、請求書の支払遅延が予測される顧客に警告フラグを設定することができるという。また、別の新しいモデルは、ベンダーへの支払遅延リスクを特定でき、割引の最大化とベンダーとの関係強化に役立つとしている。

SCM分析

 サプライチェーン担当者が、業務全体および外部市場データからのインサイトを活用し、サプライチェーンを最適化できるように支援。新しいAI機能により、「Oracle Fusion Cloud Supply Chain & Manufacturing(SCM)」の利用者は、確実な納期遵守、サプライヤーリスクの削減、在庫管理の最適化、倉庫管理業務の効率化に必要となるアクションを予測できるようになるという。事前に構築された分析機能を活用することで、組織はサプライチェーンのさまざまなエリアからのインサイトを結び付け、変化に迅速に対応できるようになるとしている。

HCM分析

 人事チームが採用および従業員の定着と成長を改善することで、人財とビジネス・ニーズの適合率を高めるという。新しいAI機能は、「Oracle Fusion Cloud Human Capital Management(HCM)」ユーザーが必要とされる人財を予測し、スキルギャップを埋めるためのアクションの特定、従業員の多様性の分析、採用までの時間を短縮するための実用的なインサイトの提供を支援するとしている。

 これらのモデルの1つは、性別、年齢、民族性の違いによる、採用、社内流動性、報酬慣行における隠れた偏見をハイライトするという。また、別の新しいモデルはスキルギャップを自動的に特定し、人員計画の改善を促進すると述べている。

CX分析

 営業担当者が、収益を促進し、顧客離れを最小限に抑える適切なオファーにより、効率的に顧客とのエンゲージを高めることができるようになるという。「Oracle Fusion Cloud Customer Experience(CX)」ユーザーが売上を正確に予測し、最適な価格戦略を特定。また、顧客離反率を予測し、製品価格と販売戦略に関するデータドリブンの推奨事項を提供するのに役立つとしている。

 これらの利用可能なモデルの1つを利用すると、チームが営業、マーケティング、契約、サービス、およびサブスクリプションのデータに対して単一の事前定義済みかつ拡張可能な分析モデルを活用して収益を包括的に可視化するのに役立つと述べている。また、バックオフィスのERPデータを活用することで、分析をさらに拡大できるとしている。

【関連記事】
オラクル、Oracle Cloud CXの新たなAI機能を発表
オラクル、今後10年で日本に80億ドル以上投資へ Oracle CloudWorld Tourで発表
オラクルがSCMの新機能を発表 工場の生産・品質や意思決定パフォーマンス向上を実現へ

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/19662 2024/05/13 15:30

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング