アカマイ・テクノロジーズ(以下、アカマイ)とマクニカソリューションズは記者発表会を開催し、アカマイにおける国内初のディストリビューター契約締結を発表した。
今回の契約締結により、アカマイのポートフォリオとマクニカソリューションズのセキュリティに対する知見やソリューション提供の経験を掛け合わせ、セキュリティやクラウドインテグレーションに関して、顧客の環境に合わせた支援ができる体制を強化していくという。
アカマイの職務執行者社長である日隈寛和氏は、「当社のセキュリティ事業をエンタープライズ領域に広げていくにあたり、構築の作業や構築後の運用サービスにおいて、パートナー企業と取り組んでいかなければいけない領域が増えてきました」と背景を説明。「アカマイのチャネルビジネスにおける売上は全体の半分に及んでいないため、今回のパートナーシップ締結によって、この売上を7割以上に持っていきたいと考えています」と意気込みを語った。
また、マクニカソリューションズ 代表取締役社長 畠山義秀氏は「まずは当社が強みを持つセキュリティ関連の事業から協業を進めていきます」とし、マクニカグループが全国に持つネットワークを活用してアカマイのサービス拡大に貢献していきたいと説明した。
両社は今後、マイクロセグメンテーション、APIセキュリティの普及や、マネージドサービスの開発・提供、コンピューティングビジネスの市場の立ち上げをともに進め、顧客の事業課題に対してテクノロジーの側面から解決策を提供していくとのことだ。