ネットワンパートナーズは、同社のテクニカルセンター内に、パートナー企業を対象にした、製造現場のあるべきネットワークデザインを総合的に学習できる「OTデザインラボ」を開設した。
同ラボでは、ITエンジニアがOTネットワークを、OTエンジニアがITネットワークを「学び」、課題やニーズに基づいた製造現場に最適なネットワーク、セキュリティインフラを「創り」「試す」場として、必要な設備と情報基盤をパートナー企業に提供するという。
OTデザインラボの特徴は次のとおり。
- 学ぶ:同社が培った知見をもとに、OTネットワークのあるべき姿、OT環境に即した具体的なネットワークセキュリティ対策、また、生産設備のトレーニングキットを使用し、実践的なPLCのプログラミングおよび生産設備の動作などを総合的に学べる
- 創る:同社の扱うマルチベンター製品を組み合わせた、OTネットワークデザインを創り出すための設備を用意。これにより、様々な顧客環境の要件にあわせたネットワーク、セキュリティインフラを創り出せる
- 試す:顧客の機器を持ち込んでより現場に近い環境で、ネットワークや機器の動作を実際に確かめながら検証を行える。その機器をつなぐための産業用イーサネットに対応したネットワークも用意。また、検証環境として仮想化基盤を準備しており、複数のネットワーク監視システムを仮想化基盤上で展開し、実際の操作性を確認することも可能
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