トモニホールディングスグループの徳島大正銀行は、nCino(エヌシーノ)が提供するクラウド型銀行業務統合プラットフォームを採用すると発表した。稼働開始は2026年10月を予定しており、事業性融資領域における同プラットフォームの全面的な採用は国内初になるという。
この導入により、顧客管理や渉外活動、融資業務の変革に必要なシステムをワンプラットフォーム化し、顧客情報を一元管理するとのことだ。同時に、顧客が同プラットフォームの一部にアクセスできるようにし、取引にかかる書類の受け渡しや電子契約といった新たなサービスを提供するとしている。
また、同プラットフォーム稼働後は、システム開発・運用の内製化による機動的な機能の実装に取り組むとのことだ。
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