米国時間2024年10月21日、Sophos(以下、ソフォス)とSecureworks(以下、セキュアワークス)は、ソフォスによるセキュアワークスの買収について最終合意に達したと発表した。
今回の買収は全額現金で取引され、買収総額は約8億5900万ドルになるという。なお、ソフォスは、Thoma Bravoの支援を受けているとのことだ。この買収により両社は、補完的かつ高度なMDRおよびXDRソリューションを提供できるとしている。
ソフォスは、両社のソリューションを統合することで、より広範で強力なセキュリティポートフォリオを、中小企業から大企業の顧客にまで提供できるようになるという。たとえば、セキュアワークスのアイデンティティ検出および対応(ITDR)、次世代SIEM機能、運用技術(OT)セキュリティ、脆弱性によるリスクの優先順位付け機能などのソリューションが、ソフォスのポートフォリオを強化。両社の連携により、セキュリティコミュニティ全体を強化するとのことだ。
なお、買収は2025年初頭に完了見込みだとしている。
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