SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Security Online Day 2025 春の陣(開催予定)

2025年3月18日(火)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

EnterpriseZineニュース

ヤマハ、全社的なデータ活用に向け「Domo」を導入 BI/AI連携で意思決定の最適化へ

 2024年12月2日、ドーモは、ヤマハがクラウド型データ活用プラットフォーム「Domo」を導入していると発表した。

 ヤマハは、2019年にDX戦略委員会を設置。「意思決定・行動のためのデータ戦略」を打ち立て、全社員が同じデータと指標に基づいて判断、行動ができる環境の整備を進めているという。そこで、全社的なデータの展開を見据え、意思決定プロセスを支援するツールとしてDomoの活用を始めたとのことだ。

 同社 情報システム部 DX戦略グループでは、社内における「データによる認識合わせ」を実施。以下のような取り組みを行ったという。

1. 意思決定に必要なデータの定義・統合

 社内のデータに加え、社内データの妥当性を測るエビデンスとして社外のデータもDomoに統合。人を起点としたリアルタイムデータを、Domoで可視化したという。また、市場把握、競合把握、財務状況把握、非財務状況把握などの目的別に、データ群をDomoのダッシュボードで体系化したとのことだ。

2. 意思決定に至る思考プロセスをDomoのダッシュボードで再現

 意思決定における思考プロセスであるロジカルシンキング、ラテラルシンキング、クリティカルシンキングを、Domoの機能を活用し再現したという。たとえば、ロジカルシンキングには、フィルターの条件の絞り込みやプルダウンを使ったブレークダウンを活用したとのことだ。

 また、Domoの同一ページ内に関連する前提条件を集約させ、確認できるようにしたという。これにより、視線を変えることなく視点を切り替えられ、意思決定を効果的に行えるようになるとしている。

3. 意思決定の最適化(BI/AI連携)

 BIとAIをかけ合わせた仕組みを構築。意思決定の種類とソリューションを区分して、BI化に適しているものとそうでないものに分類しているという。また、膨大なデータ収集や複雑なデータ加工を必要とするもの、情報の要約が目的のものなどには、生成AIを活用しているとのことだ。

 具体的には、Domoで出した競合分析結果を掘り下げたいとき、同社内のビジネスアナリストの知見を活かした生成AIプロンプトをDomoのタブに用意。そこから要約を得られるように構築しているという。

クリックすると拡大します

 両社は、上記以外に「DX教育による視点合わせ」や「組織を超えて意識を合わせるコミュニティ活動」を連携して行っているとのことだ。

【関連記事】
ヤマハ発動機、国内3社で「SAP S/4HANA」を用いたグローバル標準業務・システムを稼働
Domo、「Data Never Sleeps」公開──世界における1分あたりのデータ生成量を分析
敷島製パン、「Domo」活用で営業担当者の暗黙知・活動内容など可視化

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/20958 2024/12/02 16:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング