2025年1月21日、インフォマートは「BtoBプラットフォーム 請求書」がレバレジーズに導入されたと発表した。
従来、レバレジーズの経理部では、各事業部の担当者が入力した請求書データをもとに自社アプリで請求書のPDFを作成し、それを各事業部の担当者に渡して顧客へ発行するフローをとっていたという。自社アプリで作成した請求書では、改正電子帳簿保存法で求められる保存要件や、インボイス制度の適格請求書要件などに対応できないといった理由から、電子請求書システムの導入を検討し、同サービスの採用に至ったとのことだ。
導入後に得られた効果は以下のとおり。
3営業日以上かかっていた請求書発行の時間を半日程度に短縮
現在は、事業部の中でも未経験者の就職・転職支援サービスを提供する「ハタラクティブ事業」と、新卒学生向けのキャリア支援サービスを提供する「キャリアチケット事業」で発行する請求書を同サービスでデジタル化。事業部の管理チームが基幹システムから出力したCSVデータをアップロードし、請求書を一括作成できるようになったため、従来経理部で担っていた請求書作成のフローがなくなったという。
請求データの作成とアップロードにかかる作業時間は30分程度。ダブルチェックを経た後に上長承認を受けて発行予約を行っているとのことだ。結果、これまで発行までに3営業日かかっていた作業が、発行予約が完了するまで半日程度に短縮できたという。
また、顧客からのイレギュラーな要望にもスムーズに対応できるようになったとしている。
請求書の確認状況の可視化で債権の未回収リスクを防止
請求書の確認状況が可視化され、債権の未回収を防ぐ対策がとれるようになったとのことだ。顧客の請求書の開封状況がわかるため、送付後の経過日数に応じて期日までの入金を依頼する体制が整ったという。請求書を送付したエビデンスが双方にデータとして残っているため、請求書の紛失リスクや再発行にかかる手間なども減少したとしている。
今後は、請求書の発行規模が大きくなった際に同サービスの運用を他部署にも展開していきたいとのことだ。
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