ソフォスは、セキュアワークスの買収完了を正式に発表した。
同取引は全額現金によるもので、セキュアワークスの評価額は約8億5900万ドルになったという。買収完了にともない、セキュアワークスの普通株式はNASDAQ市場での取り引きを終了した。なお、ソフォスは、Thoma Bravoの支援を受けているとのことだ。
今回の買収により、ソフォスはMDRに特化したプロバイダーとなり、世界中の2万8000以上の顧客をサポートすることになるという。この統合により、ソフォスは、セキュリティオペレーションプラットフォームを提供するとともに、数百種類の機能を統合した適応型ソリューションを提供するとのことだ。
今後の運用について
当面の間、ソフォスとセキュアワークスは従来通りの業務を継続し、それぞれのチャネルパートナー、MSP、MSSPと協力して、既存のセキュリティサービスや技術の提供を行うという。両社の営業部門とカスタマーエクスペリエンス部門は、既存顧客のサポートを継続し、また、更新や新規ビジネス開拓に取り組むとしている。
取り引きの詳細
同契約に基づき、ソフォスはセキュアワークスを約8億5900万ドルで買収。デル・テクノロジーズを含むセキュアワークスの株主には、1株当たり8.50ドルの現金が支払われるという。これは、影響を受けていない90日間の出来高加重平均価格(VWAP)に対して28%のプレミアムになったとしている。
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