キンドリルジャパンは、りそなグループのIT基盤運用の高度化やサイバーセキュリティ強化、IT人材の育成に向けた取り組みを支援するため、りそなホールディングスとの戦略的パートナーシップ合意を締結し、4月から4年間、共創していくと発表した。
りそなグループは、「リテールNo.1実現への加速」を目指し、IT基盤の強化に取り組んでいるという。今回、キンドリルジャパンは、グローバルで展開するIT基盤運用のスキルやナレッジを活用して、りそなホールディングスのITインフラ運用の効率化に向けた変革を推進することで、顧客に新たな価値を届ける体制を支援するとのことだ。
- IT基盤運用の自動化により、業務効率の改善に向けた変革を推進:りそなグループは、AIを活用した次世代型IT運用管理や運用プロセスの標準化・一元化を推進し、業務効率の向上とシステムの安定性を目指す。これにより、りそなグループの従業員が新しいIT戦略への取り組みなど付加価値の高い競争領域の業務に集中できる環境を整え、顧客により良いサービスを提供する環境づくりを進めるという。キンドリルジャパンは先進技術を運用に取り入れるスキルなどを活かし、自動化に向けた変革をりそなグループとともに推進するとのことだ
- サイバーセキュリティ運用の高度化を実現:りそなグループは、顧客の大切な情報資産を守り、より安定したサービスを提供することが不可欠と考えているという。キンドリルジャパンとの共創体制により、対応力・防衛力の向上を目指すとしている
- IT基盤運用の自営化を見据え、高度専門人材の育成に取り組む:りそなグループは、グループの将来を担う次世代の人材育成にも力を入れているという。キンドリルジャパンは、グローバルで培ってきたIT基盤の企画・運用の知見と、分社時に推進した企業文化の変革・リスキリングの知見を活かし、体系的な育成・教育プログラムの提供を検討するなど、りそなグループの次世代のIT運用を企画・構築するエキスパートの育成に取り組むとしている
【関連記事】
・キンドリル、生成AIを活用した「FAQ自動生成システム」を提供開始 最大30件を同時生成
・日揮グループ、レノボのデジタルワークプレイスとDaaSを導入 国内約6,000台のPCを5ヵ月で刷新
・三井住友銀行と富士通、データ分析ビジネスにおいて共創 顧客の人員配置・物流計画などの最適化を支援