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Genspark、シリーズBで2.75億ドルを資金調達 シリコンバレー発の注目AIエージェント企業

 シリコンバレー発のAIエージェント企業であるGensparkは、シリーズB資金調達ラウンドにおいて2.75億ドルの調達を完了し、ポストマネー評価額は12.5億ドルに達したことを発表した。

 同ラウンドは、シリコンバレーのベンチャーキャピタルであるEmergence Capital Partnersが主導し、SBI Investment、LG Technology Ventures、Pavilion Capital、Uphonest Capitalなどのテクノロジー投資家が参加。また、既存の投資家全社も今回のラウンドで投資額を倍増させたとのことだ。Gensparkは初回ローンチから5ヵ月以内に年間経常収益5,000万ドルを突破している。

 また、今回の資金調達と合わせて新たなソリューション「Genspark AI Workspace」のローンチが発表された。同プラットフォームは、逐一の指示を必要とする従来のAIアシスタントとは異なり、業務を自動化することでエンドツーエンド(E2E)の自律性を実現するとしている。

 LLMは強力な推論能力を提供するものの、複雑なビジネスタスクを実行する「手足」がないため、その機能をGensparkのプラットフォームが提供するとのことだ。業務を自動化して、タスク管理から成果と戦略の推進へシフトすることを可能にすると述べている。

 逐一の指示は不要で、ハイレベルの目標を伝えるだけで、Genspark独自の混合エージェントアーキテクチャがワークフロー全体を管理するという。細かなプロンプトは不要、ツールの切り替えも不要、ただちにプロセスを完了するとしている。

 Gensparkのプラットフォームは、このプロセスの「指揮者」として機能するとのことだ。単一の事前学習モデルに依存するのではなく、GPT、Claude、Geminiなどの主要モデルや、オープンソースの代替モデルを含む30以上のAIモデルからインテリジェントに選択・編成を行うという。これは150以上の社内ツールと20以上のプレミアムデータセットによって支えられており、プラットフォームが数百の業務ツールと統合し、散在するデータを収集し、最終的な洗練された成果物を提供することを可能にするとのことだ。

Gensparkとは

 Gensparkは、Microsoft、Google、Meta、YouTube、Pinterestで検索とAIシステムの構築に長年携わったメンバーによって設立された。共同創業者兼CEOのEric Jing氏は、2006年にMicrosoftに入社し、Microsoft Bingの創設メンバーとしての経歴も持つ。共同創業者兼CTOのKay Zhu氏は、2011年にGoogleでAI駆動の検索ランキング技術を開発し、2013年に世界初のディープニューラルネットワークランキングモデルを本番環境の検索に導入したという。

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