2025年12月25日。アスクルは、同年10月19日に発生したランサムウェア攻撃によるシステム障害に関して、サービスの復旧の進捗を発表した。
1. ASKULサービスの本格復旧フェーズの進捗
12月25日より、ASKUL仙台DCおよびASKUL福岡DCにおいても、物流システムを使用した商品出荷を再開し、単品（バラ）単位でのご注文対象商品が約16,000商品から約25,000商品へと拡大したという（12月23日18時より注文可能になっている）。
現時点では出荷拠点が限定されていることから、荷物到着までに1〜7日程度のリードタイムを要しているが、順次出荷センターを拡大し、従来どおりの商品数を従来どおりのリードタイムで届けられるよう本格復旧を進めるとしている。
【参考：12月25日～の商品拡大状況】（ASKULサービス・ソロエルアリーナサービス 共通）
クリックすると拡大します
2. その他サービスの状況（更新箇所に下線）
3. システム障害、情報流出等への対応状況について
「アスクルのサイバーセキュリティ」Webコンテンツ画面
クリックすると拡大します
12月22日、「アスクルのサイバーセキュリティ」Webコンテンツを開設。同社の情報セキュリティに対する考え方や主要な取り組みについて説明しているという。
なお、情報流出に該当する顧客・取引先には個別に連絡しているとのことだ。流出情報が悪用される可能性を踏まえ、同社は長期的に監視体制を継続し、必要に応じて追加対応を実施するという。
【関連記事】
・サイバー攻撃を受けた日本企業の8割超が身代金を支払ったと回答──Cohesity調査
・53%の米組織がサイバー攻撃や訓練で効果的に復旧できず【デル・テクノロジーズ調査】
・セキュリティインシデント経験企業の10％は「10億円以上」の経済的損失──Assured調査
この記事は参考になりましたか？
- 関連リンク
- この記事の著者
-
EnterpriseZine編集部（エンタープライズジン ヘンシュウブ）
「EnterpriseZine」（エンタープライズジン）は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか？
この記事をシェア
