ServiceNowは、Anthropicとの提携を発表した。アプリケーション開発やヘルスケア、ライフサイエンスなどのミッションクリティカルなビジネスプロセスにおけるServiceNowのコアワークフローに、Anthropicの「Claude」モデルをさらに統合すると述べている。
Claudeは「ServiceNow Build Agent」を支えるデフォルトモデルとなり、あらゆるスキルレベルの開発者がエージェンティックワークフローを構築・導入できるようになるとしている。開発者はClaudeとBuild Agentを活用することで、自律的に推論・行動・実行する複雑なエージェンティックワークフローを容易に作成することが可能とのことだ。
また、ServiceNowは導入したAIを単一のプラットフォームから管理できる「ServiceNow AI Control Tower」によって、統制、利用状況の監視、コンプライアンスを担保した形で、企業にClaudeへのアクセスを提供するとしている。
ServiceNow AI PlatformにClaudeを組み込むことで提供できるようになる新たな機能は以下のとおり。
エンタープライズアプリケーション開発の強化
Claudeは、ServiceNow Build Agentを支えるデフォルトモデルに。Build AgentとClaude Codeを統合することで、プロのコーダーから市民開発者まで、あらゆるスキルレベルの開発者が自然言語のプロンプトを使用してアプリケーションを作成できるようになるとのことだ。
ユーザーは、エンタープライズグレードの監視下で、エージェンティックワークフローの設計、テスト、運用、またはServiceNowの標準搭載された自動化機能の拡張が可能だという。ClaudeとBuild Agentの統合深化により、プロの開発者は自律的に推論・行動・実行するより複雑なエージェンティックワークフローを構築できるようになるとしている。
製品の採用拡大と価値実現の加速
ServiceNowは、導入ライフサイクル全体にClaudeと専用ソリューションを統合することで、最初の商談から自律的な導入に至るまでの顧客の導入期間を50%削減することを目指しているという。この協力体制は、今後ServiceNowの社内チームを超えて拡大し、顧客やパートナーがServiceNow AI Platform上に構築された同じAI拡張型の提供手法を活用して、自社の導入を加速させる機会を創出するとのことだ。
業界特化型ソリューションの適用
ServiceNowは、ヘルスケアやライフサイエンスなどの特定業界向けに、Claudeを組み合わせたエージェンティックワークフローを構築しているという。このような環境では、AI支援型のエージェントが、ServiceNowの統制されたワークフロー内で動作しながら、調査分析や請求承認などのタスクをサポートできるとのことだ。ServiceNow AI Platformがこれらの機能を支えることで、請求承認の期間を数日から数時間に短縮し、コストも削減できる可能性があるという。両社は、これらの業界ソリューションを共同で市場展開すると述べている。
提供開始時期
Claudeは、ServiceNow独自のドメイン特化型モデルや他の第三者モデルと並び、ServiceNow AI Platform全体で優先的に利用可能なモデルとして提供されるとのことだ。ServiceNowの大規模顧客および全世界の従業員は、既に利用可能だという。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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