「Hitachi Unified Storage VM」は、これまでエンタープライズストレージのみで提供していた、ストレージデバイス仮想化機能やリモートコピー機能などの高度な機能を、ミッドレンジストレージのハードウェアに搭載して提供することで、システム導入にかかるコストを抑えつつ高い運用性と高信頼なデータ保護を可能にしているという。
日立は、エンタープライズディスクアレイ「Hitachi Virtual Storage Platform」で培った、ストレージデバイス仮想化機能「Hitachi Universal Volume Manager」とリモートコピー機能「Hitachi Universal Replicator」をミッドレンジストレージのハードウェアに搭載し、システム導入にかかるコストを抑えつつ高い運用性や高信頼なデータ保護を実現する「Hitachi Unified Storage VM」を、従来のミッドレンジストレージの上位に位置づけられるストレージ装置として製品化したとしている。
この製品により、サーバ仮想化の導入やクラウドコンピューティング環境の構築といった企業内のITシステムの変革や、効率化への取り組みが進むなかで、システム投資、運用にかかるコスト削減との両立というニーズに対応するという。
発表によると、「Hitachi Unified Storage VM」の主な特徴は次のとおり。
1. ストレージデバイス仮想化機能などの仮想化機能を搭載し運用管理負担を軽減
エンタープライズストレージで提供しているストレージデバイス仮想化機能「Hitachi Universal Volume Manager」を搭載、機種の異なるストレージ装置のボリュームを1台の「Hitachi Unified Storage VM」のボリュームとして最大64PB(ペタバイト)まで一元管理。
2. リモートコピー機能を搭載し高信頼なデータ保護/ディザスタリカバリを実現
エンタープライズストレージで提供しているリモートコピー機能「Hitachi Universal Replicator」を搭載し、データ保護/ディザスタリカバリにおけるRPOの短縮を支援。
3. 多様なのデータをまとめて格納し運用の一元化を実現
「Hitachi Unified Storage VM」は、企業や社会などにあるさまざまなデータをまとめて格納し一元的に運用、管理することをめざす日立ユニファイドストレージコンセプトに基づいた製品。オプションのファイルモジュール*8を追加で導入することで、ブロックデータとファイルデータを1システムにまとめて格納可能。
■「Hitachi Unified Storage VM」の詳細
http://www.hitachi.co.jp/products/it/storage-solutions/products/hus_vm/index.html