「Oracle SRM」は、ソーシャルマーケティング、ソーシャルエンゲージメントおよびモニタリングを統合し、企業向けに完全に統合されたソーシャルビジネスソリューションを提供するという。
統合された「Oracle SRM」製品群により、ソーシャル上での会話やSNSに最適化されたコンテンツの生成、モデレーションや分析まで、企業がソーシャルメディアに取り組むうえで必要な機能を提供し、シームレスなやりとりを可能にするとしている。
「Oracle SRM」は、既存のオラクル製品とVitrue、Collective IntellectおよびInvolverの製品を統合し、ソーシャルマーケティング、エンゲージメント、モニタリングをプラットフォームに統合することで、企業は(FacebookやGoogle+、Twitterといった)複数のソーシャルチャネルでのやり取りをリアルタイムでリスニング、エンゲージ、生成、ソーシャル分析することができるという。
「Oracle SRM」は、ソーシャル上のアクティビティや分析に関わるあらゆる機能を単一プラットフォーム上で実現することにより、「ソーシャルチャネルのサイロ化」による矛盾や重複、遅延を排除したユーザーのコンテンツ生成と効果測定を可能にし、顧客に対してよりよいカスタマーエクスペリエンス(顧客経験価値)を提供できるとしている。
さらに、「Oracle SRM」は、「Oracle Eloqua」「Oracle RightNow Cloud Service」「Oracle Fusion CRM」「Oracle CRM」を含めたオラクルのアプリケーション製品とシームレスに統合できるため、企業はソーシャルメディアツールを活用して業務プロセスや社内システムを変革し、顧客とのインタラクションを向上させるとともに事業目標達成のために「ソーシャル」が果たす効果をより正確に測定できという。
「Oracle SRM」には、「Oracle Eloqua」が統合され、デジタルマーケティングソリューションを提供することにより、企業のデジタル分野におけるあらゆる活動を把握できるという。また、「Oracle SRM」は「Oracle Cloud」を通じて提供されるという。
発表によると、「Oracle SRM」の主な特徴は次のとおり。
・ワークフローおよび自動化機能の強化:企業は必要に応じて行動を容易に追跡・管理でき、複数のチャネルを通じて社員間のコラボレーションやスケジュール共有可能。
・リスニング、分析機能の向上:ソーシャル上で日々、無数に交わされる会話の中から不要な情報や重複した情報を取り除き、「明確なシグナル」のみをソーシャルデータとして捕捉。これらのデータを分析やリスニングの統合機能と連動させることで、企業は顧客の意図や関心をより正確に把握し、新たなトレンドや注目を集めている話題など対応すべき内容を特定可能。追跡機能や投稿レベルの詳細な情報も新たに追加。
・リアルタイムエンゲージメント:リアルタイムコンテンツの取り込みに加え、ソーシャルコンテンツの発信やマーケティング機能を備え、企業は関連するソーシャル上の会話に素早く対応可能。
・対応言語の拡大:29の言語でローカライズされ、グローバルにビジネスを展開する企業は単一のソリューションでソーシャルへの対応を拡大可能。
■製品の詳細
http://www.oracle.com/jp/solutions/cloud/overview/index.html