日本HPは、迅速でシンプルなネットワークの実現に向けたSoftware-Defined Network(SDN)ソリューションのポートフォリオの拡充を進めており、構成要素であるインフラストラクチャー層、コントロール層、アプリケーション層という3つの階層すべてに製品、サービスを投入しているという。
今回はその方針のもとに、「HP IMC 5.2」および「HP 2920-24G/48Gスイッチ」「HP 5900AF-48G-4XG-2QSFP+スイッチ」をラインアップに加えることで、SDN対応基盤ポートフォリオのさらなる強化を図るとしている。
「HP IMC 5.2」は、HPネットワーク統合管理ソフトウェアで、物理/仮想ネットワークを始め、論理ネットワーク、有線/無線ネットワーク、そして220社6000以上のHPネットワーク製品、および他社製ネットワーク製品を管理し、企業やデータセンター内のあらゆるネットワークを一元的に統合管理できるとしている。
今回のバージョンでは、小規模ネットワーク向け製品となる「BASIC」「BASIC WLAN」を新たにラインアップに追加し、小規模ネットワークの運用管理コストを最適化するという。同時に、各種機能アップデートや新デバイスへの対応なども行うという。
また、BYODを目的としたインフラの迅速な構築を行う製品として「IMC Smart Connect」および無線LANに対応した「IMC Smart Connect WLAN」を提供するという。接続デバイスの認識や、ユーザーのアクセス管理を行うことでBYOD環境の効率的な管理を実現するとしている。
「HP 2920-24G/48Gスイッチ」「HP 5900AF-48G-4XG-2QSFP+スイッチ」は、SDNソリューションにおけるインフラストラクチャー層を担うハイパフォーマンススイッチ製品だという。
「HP 2920-24G/48Gスイッチ」は、ボックス型10G対応のレイヤー3ギガビットスイッチで、中・小規模オフィスのコアスイッチやディストリビューションスイッチ用途に適したモデルだという。この製品には、最大4ポートの10G BASE-TおよびSFP+ポートを追加可能だという。さらに、専用のスタックモジュールによりプラグ&プレイのスタック接続を実現し、OpenFlowに対応しているという。
「HP 5900AF-48G-4XG-2QSFP+スイッチ」は、1Gを48ポート、10G SFP+を4ポート、40G QSFP+を2ポート実装したハイエンドボックス型1Uスイッチだという。データセンターのTop of Rack製品として40Gアップリンクを有し、1G接続のサーバー群を高密度に集約することができるという。
■ニュースリリース
http://www8.hp.com/jp/ja/hp-news/press-release.html?id=1383721