FireEyeは、最新のサイバー攻撃は、地理的な境界やタイム・ゾーンに関係なく行われるため、防御にあたっても場所や時間を問わないセキュリティ対策が必要となるとしている。
そのため、今回発表された「Oculus」は、ネットワークの規模を問わず、グローバルでリアルタイムかつ継続的な防御を実現し、企業の各種データを保護できるようになるという。
「Oculus」は、次の3つのコンポーネントで構成されているという。
・脅威対策プラットフォーム
セキュリティ専用に開発された仮想化テクノロジーに基づいてシグネチャ不要のマルウェア解析を行う、Multi-Vector Virtual Execution(MVX)エンジンを搭載。MVXエンジンは、Web、電子メール、ファイルから侵入する脅威を正確かつ迅速に防御できるよう設計されているほか、優れた拡張性を装備。また、不正なモバイル・アプリケーション対策として、来年初頭に「FireEye Mobile Threat Prevention」というSaaSプラットフォームをリリースし、MVXテクノロジーの強化を図る予定。
・Dynamic Threat Intelligence(DTI)
導入済みのFireEyeのアプライアンスから、グローバルに詳細な脅威情報を収集。これにより、世界規模のサイバー犯罪ネットワークや国家的な攻撃組織に関する最新情報を入手。DTIは、「ビッグデータ解析」と「APT検知センター」という2つのコンポーネントで構成されるという。
・サポートおよびサービス
世界の主要地域のユーザーに対し、24時間体制のサポートを提供。また、最新脅威に関するFireEye独自の情報を提供する「Continuous Protection」サービスを開始。
■FireEyeのWebページ
http://www.fireeye.com/jp/ja/products-and-solutions/