これは、高速大容量データ転送の基盤製品である「JP1/Data Highway」の顧客を対象としたもので、「JP1/Data Highway」で必要となるサーバ証明書として「クイック認証SSL」を導入可能にするための施策を共同で行うという。
そのため、両製品を組み合わせての使用について共同で検証を行い、設定手順書を作成して10月31日から提供開始するとともに、共同でのマーケティング活動を推進するほか、両社の技術を融合した新たな製品・サービスの開発に取り組むとしている。
業務データの大容量化と企業活動のグローバル化が進むなかで、日立は、2012年10月に販売開始した「JP1 Version 10」において、インターネット回線を利用して海外拠点などの遠隔地との間での高速で安全な大容量データの送受信を容易かつ安価に実現する「JP1/Data Highway」を製品化し、この9月にはさらに効率的なデータ送受信を実現する機能強化を行ったとしている。
「JP1/Data Highway」は、インターネット経由で安全なデータ転送を実現するため、市販のサーバ証明書サービスの利用を前提にしており、日立は、高速で安全な大容量データ転送を、より容易かつ迅速に導入可能にするべく、GMOグローバルサインの「クイック認証SSL」と連携することになったという。「クイック認証SSL」は、認証項目をドメインに限定することで、申請の簡略化、審査の迅速化、コストの低減を実現するという。
また、今後は、サーバ証明書を大量に保有している企業やデータセンター事業者を対象とした、サーバ証明書の運用業務を自動化するソリューションなど、両社の技術を融合した新たな製品・サービスの開発、提供をめざすとしている。
なお、共同マーケティング活動の第1弾として、日立、GMOグローバルサイン、日立ソリューションズが、11月18日(月)に、日立ハーモニアス・コンピテンス・センター(東京・品川)において、「ビジネススピードが求められる時代!大容量データ転送の高速化×安全・安心×コスト削減のご提案」セミナーを開催し、「JP1/Data Highway」と「クイック認証SSL」を組み合わせたソリューションを紹介するという。
■セミナーの詳細
https://www.open-middle.com/gmo/
■「JP1」の詳細
http://www.hitachi.co.jp/jp1/
■「クイック認証SSL」の詳細
https://jp.globalsign.com/service/ssl/quickssl.html