IRSは、今回強化された機能により不正アクセスの監視と監査証跡の取得、保持が可能となり、RDB製品と同等のセキュリティレベル、監査対応を実現できるとしている。
IRSは、データ量の増大に対してKVS(キーバリューストア)を使用することにより、柔軟なシステム拡張を実現しながら、NECの北米研究所で開発した独自技術により、高速トランザクション処理とRDBと同様のSQLによるアクセスを実現したビッグデータ活用に適したデータベースソフトウェアだとしている。
Guardiumは、IBMが製造・販売しているデータベースセキュリティ製品であり、データベースへのアクセスを監視して情報漏洩、データ不正改ざんを検知するリアルタイムセキュリティを実現するという。
また、蓄積したログを用いたJ-SOX、内部統制等への対応レポート生成の機能を備え、国内外での豊富な導入実績と世界的にも高いシェアを持つDB監査・セキュリティ製品だとしている。
IRSとGuardiumを組み合わせて導入することで、次のことが可能になるという。
1. 強固なセキュリティの確保および、監査対応・コンプライアンス対策のコストを削減
IRSのGuardium連携機能により、IRSへアクセスされるSQL文を解析、監視し、不正アクセスの検出や監査証跡の取得、保持することが可能。採取したアクセスログ情報をGuardiumが提供するさまざまな形式の監査レポートで利用可能。
2. 運用中のセキュリティポリシーを保持しつつビッグデータにも対応
Guardiumを導入済みのユーザにおいて、新たにIRSを導入しビッグデータへの対応を強化する際、ポリシーや監査レポートを導入済みデータベースと同様に適用/共有することが可能。
【関連リンク】
「InfoFrame Relational Store」の詳細
「InfoSphere Guardium」の詳細