今回発表した仮想アプライアンス3製品は、安全なWebベースのモバイル環境を仮想サーバで構築できるという。3製品を連携することで、さらに強固なセキュリティを提供するとしている。
モバイル環境からクラウドサービスにアクセスする際、接続クライアントをセキュアブラウザ「Soliton SecureBrowser」に限定し、すべて「Soliton SecureGateway」経由、接続時には「NetAttest EPS /NetAttest EPS-ap」の電子証明書やワンタイムパスワードで強固な認証を実施するという。
一本化したネットワークの入り口のセキュリティを強化し、端末にデータを残さない安全なモバイル環境を実現するという。
仮想サーバ環境で構築できるセキュアなモバイルソリューションとして、特にスマートデバイスを本格導入する企業、BYODを実施する企業、およびBCP対策を検討する企業をターゲットとして拡販を図る予定だという。
今回、発表された3つの仮想アプライアンスの概要は次のとおり。
1.「Soliton SecureGateway」
キャッシュを残さないセキュアブラウザ「Soliton SecureBrowser(無償)とともに利用するモバイルアクセス用ゲートウェイサーバ。一般的なVPNゲートウェイとは異なり、Webに特化したシステムで、管理者が指定するWebシステム(たとえば、Google Apps、Office 365、Salesforceなどのクラウドサービス、社内のWebシステム)に限定してアクセスを許可するもの。
2.「NetAttest EPS」
電子証明書やワンタイムパスワードによる“高度な認証”を1台で提供するアプライアンスサーバ。今回、「Soliton SecureGateway」との連携のほか、さまざまなVPNゲートウェイや無線LANアクセスポイントと連携し、ユーザーや端末が正規のものかを判断し不正アクセスを阻止。
3.「NetAttest EPS-ap」
NetAttest EPSの認証局と連携し、電子証明書を端末へインポート。無線LANやVPNの接続など、各種設定やセキュリティポリシーを一括適用可能。さらに、モバイルデバイス管理(MDM)機能も搭載し、管理端末に対しリモートからの端末ロックやデータ消去が可能。
なお、仮想アプライアンス3製品は、11月6日から開催される「vForum」で展示されるという。
【関連リンク】
「Soliton SecureGateway」の詳細
「NetAttest EPS」の詳細
「NetAttest EPS-ap」の詳細