発表された「SI Object Browser for Oracle Ver.13.0」は、Oracle Database 12cで注目されている「Oracle Database In-Memory」機能に対応した。さらに、Oracle 12cのマルチテナント・コンテナデータベースの操作画面を実装し、手軽に配下にあるプラガブルデータベースの状況を把握、操作することが可能だという。
また、Amazon Web Services(AWS)にフォーカスをあて、仮想クラウドサーバーであるEC2およびクラウドデータベースのRDS(for Oracle)に対応した。クラウド上のデータベースに対し、今までどおりの操作感でデータベースの運用が可能となったという。
さらに、先日販売が開始されたWindows10へも対応。そのほかにも、「SQL履歴」のお気に入りへの保存、既存機能である「データ生成機能」の高速化、適所に検索欄を設けるなど、ユーザビリティ向上のための機能改良や拡充を行った。
最新版の主な特徴は次のとおり。
・インメモリ管理画面:データベースで使用中のインメモリ領域や関連する項目を把握する画面。インメモリ化されたテーブルがどのような圧縮方法で格納されているか、どのテーブルがどれだけのメモリを使用しているか、設定は最適か、などのチューニングの指標とすることが可能。
・テーブルのインメモリ化:テーブルに対するインメモリ設定を実装。現状のメモリ使用量やインメモリ化した際の見積りを確認しつつ設定が可能。
・コンテナDB情報画面:データベースがコンテナ構成の場合、SYSユーザーはコンテナDB情報画面が利用可能。ルートCDB配下のプラガブルデータベースの状態を把握。また、画面からプラガブルデータベースのオープン、クローズの操作や開発環境のための新規データベースの作成を行うことも可能。