「Aterm SA3500G」は、不正なネットワークアクセスや標的型攻撃に対する高度な防御機能を持ち、かつ大規模なネットワーク構成の変更や複雑なシステム構築を行うことなく、容易に導入・運用が可能なSMB市場向けセキュリティアプライアンス。
ラックは情報セキュリティに関するサービスプロバイダーの草分けとして、日本最大級のセキュリティ監視センター「JSOC」を運営し、日本で初めてセキュリティ診断や、緊急対応サービスを事業化するなど、最先端のサービスを提供してきた。
今回、ラックが「Aterm SA3500G」に提供したのは、JSOCが侵入検知システム(IDS)や侵入防御システム(IPS)に配信し高く評価を受けている攻撃分析情報「JSIG」。大企業向けのハイエンドなセキュリティ対策機器に提供しているこの情報を、中小規模事業者向けのセキュリティアプライアンスに提供することは初めての取り組みになるという。
また、国内約850社のセキュリティ監視や、緊急対応サービス「サイバー119」の調査などから得られた不正なURLの情報についても提供を行う。
「Aterm SA3500G」の主な特徴は次のとおり。
・既存のネットワーク構成を大きく変えることなく導入可能
この製品はブリッジとして動作し、通過するパケットを監視することで、ネットワークを介したサイバー攻撃からの防御や不正アクセスを検出。既存のネットワークの入口に設置するだけなので、容易に導入することが可能。主なネットワークセキュリティ機能として、アンチウィルス、不正侵入防止、Webガード、アプリケーションガード等を搭載。
・セキュリティ機能動作時も高速通信を実現
一般的なセキュリティ端末の場合、セキュリティ機能の動作により通信に負荷がかかるため、非動作時に比べてスループット(実測値)が落ちる傾向にあるが、この製品は高速セキュリティエンジンの採用により、セキュリティ機能の動作時もスループットの低下が少なく、高速な通信が可能。