「Nimble Storage AFシリーズ」は、Samsung Electronics社の3D V-NANDフラッシュメモリを搭載し、Nimble Storage独自のアーキテクチャ「CASL」により、1ミリ秒未満のレイテンシで高いパフォーマンスを発揮するという。また、効率的なメモリ管理により一般的なオールフラッシュストレージ製品と比べて1/30~1/10の少ないメモリで稼働するので、アレイ当たりの容量拡大とコスト削減を実現している。
「Nimble Storage AFシリーズ」は、SSDとハードディスクを最適に組み合わせたコストパフォーマンスの高いハイブリッドストレージ「Nimble Storage CSシリーズ」と共通のユニファイドフラッシュファブリック統合アーキテクチャにより開発されており、アプリケーション特性やレイテンシ要求レベルに応じて両シリーズを混在させたスケールアウト構成やレプリケーション(バックアップ/DR)構成を組むことが可能だ。これにより、他社オールフラッシュ ストレージと比較してTCO(総所有コスト)を33%~66%低減できるという。
また、「Nimble Storage AF」と「Nimble Storage CS」の両ストレージ間で、無停止で透過的にアプリケーション/データの移行が可能なことから、導入時にオールフラッシュアレイか、ハイブリッドアレイかの選択で迷う必要がないという。さらに、システム全体を自動監視する「InfoSight」によりプロアクティブに管理できるため、99.9997%の稼働実績を達成しており、導入後の運用負担が大幅に軽減されるとしている。
Nimble Storageは、SSDによるストレージの高速化だけでは、ビジネスが求めるデータベロシティ(速度)の要求には応えられないとしており、アプリケーションからストレージスタックに至るまでのデータ環境全体を予測分析可能な「InfoSight」を、「Nimble Storage AF」、「Nimble Storage CS」の両シリーズと組み合わせて、パフォーマンスと可用性を兼ね備えた「プレディクティブフラッシュプラットフォーム」として提供するという。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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