リコー・ヒューマン・クリエイツ株式会社は24日、民間では初となる「プライバシーマーク審査員研修5日間コース」を開講すると発表した。
プライバシーマーク制度は、日本工業規格「JIS Q 15001個人情報保護マネジメントシステム―要求事項」に適合して、個人情報について適切な保護体制を敷く事業者の認定を行なう制度。1998年4月の運用開始以来、2008年10月時点までに9,700以上の事業者にプライバシーマークを付与している。
同制度を主宰する日本情報処理開発協会では、審査を担当する要員養成を独自に行ってきたが、今年8月より「プライバシーマーク審査員研修機関認定制度」を創設し、認定を受けた外部機関が審査員研修を実施できるようにした。リコー・ヒューマン・クリエイツが新設したコースは、同制度を利用する最初の例となる。
従来、日本情報処理開発協会が主催する研修は、企業内担当者の教育を目的とした利用も強く、同社の研修制度でもこのようなニーズを狙いたいと述べている。