機能強化が行われるのは、即時の開通や帯域変更が可能なオンデマンド開通機能と、冗長構成に対応する大阪基盤への接続になる。
オンデマンド開通機能では、NTT Comの「Enterprise Cloud」や、アマゾンウェブサービス、Microsoft Azure、Office 365などのクラウドサービスへの接続申し込みや帯域変更をWebポータルから即時に行うことができる。
大阪基盤への接続では、従来の東京エリアに加え、大阪エリアにある「Enterprise Cloud」と接続。また、アマゾンウェブサービスを閉域で接続するAWS Direct ConnectやMicrosoft Azure、Office 365を閉域で接続する「ExpressRoute」への直接接続にも対応する。東京エリアと大阪エリアの両方を利用することで、より信頼性の高い冗長化構成にすることも可能になる。
強化された機能の概要は次のとおり。
(1) オンデマンド開通機能:即時の開通や帯域変更が可能
「NTTコミュニケーションズ ビジネスポータル」から、対応するクラウドサービスへの接続を申し込むことができ、オンデマンドに開通や帯域変更を行うことが可能。また、SDN技術を活用することにより、従来約7営業日を要していたクラウドサービスとネットワーク「Arcstar Universal One」との接続を数分にまで短縮。
(2) 大阪基盤への接続:信頼性の高い冗長構成に対応
大阪エリアにある各クラウドサービスに直接接続することが可能になった。このため、従来の東京エリアにある基盤への接続と併用して冗長構成を構築すれば、万が一片方の基盤が故障した場合でも、自動的に切り替え、継続利用が可能。