今回の戦略的提携により、富士通とオラクルは、富士通の国内データセンターに「Oracle Database Cloud Service」や「Oracle Human Capital Management(HCM) Cloud」をはじめとするオラクルの「Oracle Cloud Platform」や「Oracle Cloud Applications」の環境を設置する。このクラウドを、富士通から日本企業およびその海外拠点に販売し、顧客企業のエンタープライズ・システムのクラウド移行を支援するという。
具体的には、「Oracle Cloud」を富士通のクラウドサービス「FUJITSU Cloud Service K5(K5)」と連携させ、ITとビジネスに求められる高性能なクラウド環境を提供する。特に、富士通の国内データセンターに「Oracle Cloud」環境を設置することで「K5」とデータセンター内接続を実現し、エンタープライズ・システムで求められるクラウド環境を提供するという。
また、「Oracle Cloud Applications」の第1弾として、「Oracle HCM Cloud」を提供する。なお、富士通は、「Oracle HCM Cloud」の社内利用を開始し、これを通じて得た知見やノウハウを、サービス提供に積極的に活かしていくとしている。
富士通とオラクルは、「K5」や「Oracle Cloud」などの革新的なソリューションを連携させることにより、従来は高い性能や信頼性を確保するために主にオンプレミスで構築されてきた基幹業務システムについても、富士通データセンター内のクラウド環境で実現するという。
さらに、富士通の国内最高水準を誇る最新鋭のデータセンターから「Oracle Cloud」を提供することで、富士通の「K5」、およびホスティングサービスのデータセンター内接続によるシステム連携が可能となり、より安心・安全なクラウドサービスが利用できるという。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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