エンタープライズサーバ「NX7700xシリーズ」新製品の特徴は次のとおり。
(1) ラックモデル「NX7700x/A4012M-4, A4012L-2, A4012L-1, A4010M-4」
・最新のインテルXeonプロセッサー E7 v4ファミリーを採用し、4ソケットサーバモデルでCPU処理力を約20%向上。
・4CPU搭載可能な高可用モデル「A4012M-4」、2CPU/1CPU専用ながら増設メモリの拡張性を確保した「A4012L-2」「A4012L-1」、コストパフォーマンスに優れた「A4010M-4」の4モデルを新たにラインアップし、さまざまなシステム要件に幅広く対応。
・高可用Linuxサポートサービスセットを強化し、障害復旧検知の高速化や詳細化、ログ管理機能の強化を実現。Linuxシステムにおける障害原因究明スピードを格段に向上し、障害解決を迅速化。
(2) 高拡張性モデル「NX7700x/A4080H-16」
・最新のインテルXeonプロセッサー E7 v4ファミリーを採用。CPUは最大16個(最大384コア)、メモリ容量は従来機種の2倍となる最大24TBまで拡張可能。複数のCPU同士を接続するクロスバーファブリックを強化し、ブレード1枚あたりのクロスバー帯域を拡大することでブレード間の通信を高速化。
・仮想化基盤VMwareのサポートを開始。物理パーティション機能と合わせて活用することで、高信頼かつ柔軟なシステム統合基盤の構築を実現。
またNECは、メインフレーム「ACOSシリーズ」について、今後も「プラットフォームの継続強化」「お客様資産の継承・価値拡大」「安心サポート」を提供し続けるという「継続宣言」を発表した。
同時に、業務アプリケーション分析基盤「SystemDirector Enterprise Asset Innovation Suite」の強化を行い。これまでのACOS-4/COBOLプログラムに加え、新たにCOBOL/Sプログラムを中心とした業務アプリケーション資産の分析もサポートするという。
「SystemDirector Enterprise Asset Innovation Suite」は、ソースコードやシステム稼働情報などを分析し、業務アプリケーション資産の棚卸や可視化を支援するもので、以下の特徴があるとしている。
- 資産の一覧、規模、稼働状況など、保有資産の利用状態を可視化。
- コンパイル時の資産間の引用関係(COBOLプログラムにおけるCOPY句の引用など)、実行時の資産間のアクセス関係(プログラムからデータベースへのアクセスなど)を可視化。
- 開発・保守要員の高齢化や設計書の欠損により、多大な時間や費用が必要となるSoRの開発・保守作業や品質維持にかかるコストを低減。