NTT Comが展開するクラウドサービス「Enterprise Cloud」の専有型ベアメタルサーバーや、NTT Comのデータセンターで運用されるサーバー機器において、ミランティスのクラウド基盤向けソフトウェア「Mirantis OpenStack」にマネージドサービスを加えた「Mirantis Managed OpenStack」を利用できる環境を2016年度中に提供するため共同開発を開始するという。
この環境の導入により、プライベートクラウド環境の構築や運用の煩わしさから解放され、また、パブリッククラウドと同様、多様なニーズに応じたOpenStackベースのプライベートクラウド環境を、迅速かつ低コストに導入・利用することが可能になるとしている。
NTT Comは、通信事業者としての強みを有するクラウド・データセンター・セキュリティ・マネージドサービスなどの各種サービスをグローバルに提供するとともに、世界中の主要データセンター間と「Enterprise Cloud」間を最大10Gbpsの広帯域ネットワークで接続するサービスを提供しており、”Managed Private OpenStack as a service”の環境をグローバルかつシームレスに提供する。
ミランティスの「Mirantis Managed OpenStack」は、業界をリードする「Mirantis OpenStack」に、24時間365日保守サービスやオープンソースのソフトウェア・ツールを組み合わせたマネージドプライベートクラウドサービスで、サービスは最大99.99%のSLAで提供するという。
NTT Comとミランティスは、両社の強みを生かし、俊敏性・信頼性・運用管理性・高セキュリティなど、企業の多様なクラウドニーズに対応するOpenStackをベースとした”Managed Private OpenStack as a service”をグローバルに提供を進めるとともに、運用管理の効率性を高める”Managed OpenStack Infrastructure as a code”の提供を目指していくという。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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