「Cross-Cloud Architecture」をベースとしたクラウドサービスは、企業がさまざまなクラウド環境を活用することでもたらされる柔軟性を最大限活用しながら、さらなるビジネスの成長を実現できるよう支援するという。
また、ヴイエムウェアは、このハイブリッドクラウド戦略の推進を視野に入れ、VMware vCloud Air Networkサービスプロバイダエコシステムのパートナであり、クラウドサービスの提供で優れた実績があるインターネットイニシアティブ、NTTコミュニケーションズ、ソフトバンク、ニフティ、日本アイ・ビー・エム、富士通等との協力を強化すると発表した。
VMware vCloud Air Networkサービスプロバイダは、ヴイエムウェアのハイブリッドクラウド戦略の根幹になる。vCloud Air Networkパートナは、それぞれの地域や業種/業界に特化した柔軟性の高いサービスなど、さまざまなニーズに応じた選択肢を通じて顧客を支援しているという。
Cross-Cloud Architectureは、今年8月に米国で開催された「VMworld 2016」で発表された。ヴイエムウェアは、ハイブリッドクラウド戦略の拡大の一環として、クラウドやデバイスを問わず、共通の運用環境でアプリケーションを実行、管理、接続し、同時に安全性も確保できるアーキテクチャであるVMware Cross-Cloud Architectureを推進している。
このアーキテクチャは、業界をリードするプライベート/ハイブリッドクラウドの機能を備え、顧客が革新的なマルチクラウドを運用できる自由度を提供すると同時に、あらゆるアプリケーションに対して一貫性のある展開モデルやセキュリティポリシー、可視性、そして統制を確立することができるという。
VMware Cloud Foundationは、このCross-Cloud Architectureの実現に向けた統合SDDC(Software-Defined Data Center)プラットフォームであり、拡張性に優れたハイパーコンバージドソフトウェア(VMware vSphereとVMware Virtual SAN)と、業界先進のネットワーク仮想化プラットフォーム(VMware NSX)、コアコンポーネントとなるVMware SDDC Managerによって構成されている。
VMware Cloud Foundationを活用することで、企業はわずか数時間で完全なプライベートクラウドを構築できるとともに、クラウド事業者はパブリック クラウドの構築に求められるすべてのSDDC機能を導入することができるという。
また、VMware Cloud Foundationは、仮想マシンやコンテナの所在にかかわらず、vSphereやVirtual SAN、VMware NSXの備える独自のパフォーマンス、復旧機能、セキュリティ、管理機能を発揮させる一貫性のあるインフラ プラットフォームとして、ヴイエムウェアのその他のソリューションと統合でき、クラウドの柔軟性や選択肢を確保するとともに、ビジネスモビリティにも活用させることができるとしている。