「Drupal on Azure」のサービスは、サイオステクノロジーが5月に発表した「OSS on CLOUDインテグレーションサービス」で培ってきたAzure上における各種OSSを利用した開発・運用の経験と、「Drupal」の専門部署を設けたアウトソーシングテクノロジーが長年蓄積してきた開発・運用ノウハウを融合して提供するもの。
両社は共同で、新規システム構築、基幹系や情報系など既存システムとの連携、多言語化対応、認証・セキュリティ強化等、幅広い分野において「Drupal」の機能を最大限に活用したWebシステム構築を実現するとしている。
両社は、世界に数千ある「Drupal」向けの業務テンプレート、数万個ある追加部品をAzure上にある他のオープンソース・ソフトウェア(OSS)で提供し、IoTやFinTechなどの新規システム構築、従来の既存システムとの橋渡し、多言語対応などの幅広い分野において「Drupal」の得意とする短期間で効率のよいシステム構築を実現するという。
「Drupal」は、多彩なカスタマイズ機能、優れた拡張性、高いセキュリティーで定評があり、米ホワイトハウス、NASA、オーストラリア政府など、多数の世界的な情報システム構築に使われているオープンソース・ソフト。日本でも、大規模サイト、多言語サイトのほか、APIエコノミーの中核としてIoTやFinTechの分野においても利用が拡大していくと予想されているという。