「PlateSpin Migrate 12.2」により、企業は既存のシステムをオンラインのままで安全に、パブリッククラウドのMicrosoft Azure、AWSやvCloud Directorベースのクラウドサービス、VMware vSphere、Hyper-V、KVM、Xenの仮想環境、ベアメタル物理サーバに移行させることが可能になるという。
また、「PlateSpin Transformation Manager 1.1」は、システム移行計画の立案、設定、移行の実施およびそのステータスを管理するツールになる。各システムの移行パラメータをあらかじめ設定することができ、スケジュールに従って自動的に実施できるため、数十から数千といった大規模なシステムを移行することが容易になるとしている。
■クラウド・データセンターマイグレーションツール「PlateSpin Migrate 12.2」
新バージョンでは、注目が高まっているパブリッククラウドプラットフォームのAWSおよびvCloud Directorベースのクラウドサービスへの移行に対応した。これまでサポートしていたAzureやプライベートクラウドへの移行と併せ、システムの移行先のホストクラウドを、より自由に選択することが可能となる。
また、各クラウドへの移行は、システムを稼働させたまま実行することが可能。どのクラウドを本格採用するかを検討している場合は、業務を止めずにそれぞれのクラウドへのテスト移行、各クラウドの試用を行うことで、比較決定することができる。
さらに、機能拡張としてMicrosoft Azureへの移行時に増分同期が可能となった。これにより、Azureへ無停止でのテスト移行後から本番移行を実施するまでの間、日々更新データを転送し、本番切り替え時のサービス停止を極小化させることが可能となる。さらに、Azure MarketplaceからPlateSpin Migrateサーバのプロビジョニングが可能となり、数分でAzureへの移行環境の準備が可能となる。
■移行プロジェクト管理ツール「PlateSpin Transformation Manager」
「PlateSpin Transformation Manager」は、大規模なシステム移行プロジェクトに、システム移行の進捗状況の管理を可能とする。プロジェクトマネージャーは、各プロジェクトメンバーに割り当てられたシステムの移行状況を一元管理することで、数十・数百・数千といったシステム移行プロジェクトが実行可能だという。
「PlateSpin Transformation Manager」は、PlateSpin Migrateと連動することで、スケジュールに従って自動的に移行プロセスを行わせることが可能で、各プロジェクトメンバーは移行の成否をログやテストにて容易に確認することができる。