ビッグデータ分析において、分析前の“分類”は非常に重要な処理となり、どれほどコンピュータ処理機能が向上しても、人間が意味を理解したうえで内容を解釈し、分類していく過程は必須であるという。今回、人間の認知の代替となるCognitive AIを世界でも先鋭的に取り組んでいると評価されているマイクロソフトのAIサービス「Microsoft Cognitive Services」を利用することで、ビッグデータの分類・可視化を手軽に実現できるサービス提供が可能になったという。

このツールにより、次の3ステップでビッグデータ分析に必要となる自動分類が完了するという。
- トレーニングフォルダを作成
- 映像・画像ファイルをアップロード・自動収集
- トレーニングメニュー選択
「DataRange」は、ビッグデータ活用基盤ソフトウエア「DataKitchen」と連動して、電子レンジのように手軽に食材(ビッグデータ)を調理できるクラウドサービスだという。Microsoft AzureのCognitive Servicesを活用することで、探索的にデータのタグ付けできる。また、AIモデルのトレーニングもブラウザで手軽に利用することができるというす。
今回、「DataRange」は、マイクロソフトが展開するクラウド検証環境構築サービス「Cloud Everywhere」へのメニュー提供を開始し、より手軽に検証できるようになるとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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