新たに追加されるDDoS攻撃検知機能である「Detector」は、同時提供する管理アプライアンス「aGalaxy 5000 TPS」(aGalaxy TPSのアプライアンス製品名)上の仮想マシンとして動作させる構成と、既存のThunder TPSアプライアンスの動作モードを検知モードに変更し、「Detector」として動作させる構成で利用できるという。
「Detector」は、1秒間に500,000のフローを処理することが可能であり、他社製品と比較して2倍以上のフローベースのDDoS検知性能を発揮するという。「Detector」は、Thunder TPSアプライアンスの防御モードであるThunder TPS MitigatorおよびaGalaxy TPSの管理モジュールと密に連携するという。
A10のDetector、Mitigator、aGalaxy TPSで構成したフルセットのThunder TPSソリューションにより、IT管理者は、いち早くDDoS攻撃を検知して、その攻撃を防御できるようになるという。
Detectorのユーザートラフィック分析によって攻撃が検出されると、aGalaxy TPS管理アプライアンスに通知され、推奨される防御テンプレートがMitigatorに自動設定されるため、あらゆる攻撃に対して迅速な対策が可能となる。
Thunder TPSソリューションは、攻撃の重大度を認識して評価し、より強力な防御を自動的に実行するため、DDoS攻撃が拡大して大損害が発生するのを未然に防ぐことができる。
また、Thunder TPSソリューションの拡張と併せて、DDoS攻撃緩和に特化したサポートサービス「A10 DSIRT(A10 DDoS Security Incident Response Team)」の提供を開始する。DDoS攻撃の専門家による24時間364日のサポートにより、DDoS攻撃緩和のための迅速な支援を行うとしている。

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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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