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Db2メッタ斬り!(AD)

IBM Db2を選んでみたらこうなった

 業界きってのDb2エキスパートが一堂に会して、Db2に関する“濃い”トークが繰り広げられた「Db2メッタ斬り!」座談会。前回は「Db2の好きなところ」「イマイチなところ」について各参加者に本音で語り合ってもらったが、後編となる今回はさらに深く踏み入って、気になる機能や最新機能の印象などについてマニアックなトークが繰り広げられた模様をお届けする。

 <座談会参加者>

  •  株式会社ライトウェル 企画管理部 商品企画管理グループ 主任技師 新田俊邦氏
  •  株式会社ラック ITサービス事業部 ITサービス第三部 GL 三森悟毅氏
  •  株式会社JIEC 基盤エンジニアリング事業部 齊田祐治氏
  •  ニッセイ情報テクノロジー株式会社 基盤ソリューション事業部 基盤ソリューションブロック 専門職 佐藤圭吾氏
  •  日本IBMシステムズ・エンジニアリング株式会社 ITスペシャリスト 大月真史氏

 <モデレータ>

  •  DB Online チーフキュレーター 谷川耕一氏

Db2はシンプルであるが故に学習教材として最適

左から、
左から、IBM大月氏/ニッセイ情報テクノロジー佐藤氏/ライトウェル新田氏/
ラック三森氏/JIEC齊田氏/DBオンライン谷川氏

谷川氏:皆さんはこれまで長らくDb2を使ってきて、既にかなりのノウハウをお持ちかと思いますが、それらを後進のエンジニアに伝えて人材を育成していく取り組みもこれからは大事になってくるかと思います。もし後輩にDb2の魅力を伝えたり、Db2の利用を勧めるとしたら、どんな点をプッシュしますか?

cap
「Db2のどんな点をプッシュしますか?」(谷川氏)

齊田氏:私はAIX基盤上のDb2の構築や運用を主に手掛けているのですが、AIX上でのシェルの組みやすさは格別だと思います。これはぜひ、他のエンジニアにも知ってもらいたいですね。個人的にもいろいろなTipsが蓄積できてきたので、現在はそれらを整理して若手エンジニアに伝授しているところです。

三森氏:私が所属する会社では、お客様の要望しだいでDb2もOracle Databaseもどちらも扱うことがあるので、後輩にはいつも「Db2とOracle、どちらもできた方がいい」と伝えています。どちらか一方で得たスキルは、大抵の場合もう一方にも応用できますし、両方について知ることでそれぞれの特性をより深く知ることもできます。

新田氏:Db2に対して「高価」「ハードルが高い」と感じている若手エンジニアも少なくないと思いますが、実はDb2には「Db2 Express-C」という無償版があって、データベース容量が15Tバイトまでであれば商用利用できます。他の商用データベース製品で、ここまで大容量のデータベースを無償で商用利用できるものはありませんから、実は気軽に試すデータベースとしても大いにお勧めできます。

佐藤氏:各機能の仕様や設計思想が堅実でシンプル、かつドキュメントが充実しているので、Db2をきちんと勉強すればリレーショナルデータベースに対する基本的な理解を深めることができると思います。そうして得たスキルは、他のデータベース製品を使うときにもきっと役立つはずです。

谷川氏:最近のデータベース製品は、多機能化や自動化が進んで、逆に内部動作が分かりにくくなっているところもありますから、逆にDb2のようなシンプルな製品を最初に学んだ方が学習効果が高いのかもしれませんね。

cap
「IBM Cloudのアカウントを持っていれば、
クラウド版のDb2(Db2 Warehouse on Cloud)の小容量のプランを無償で利用できるので是非」(大月氏)

大月氏:IBM Cloudのアカウントをお持ちであれば、クラウド版のDb2(Db2 Warehouse on Cloud)が小容量のプランであれば無償でお使いいただけます。データベースの学習用途にはお勧めです。「分析用のデータベースを試しに立ててみたい」といった用途向けに出したのですが、意外といろいろな用途で使われることが多いようです。ちょっとしたRDBのサービスが欲しい時に便利です。ここでSQLを書けば、それがオンプレミスでも使えますし、アプライアンスでも使えます。Db2という統一ブランドで、オンプレミスもクラウドサービスも提供するようになりましたので、是非クラウドサービスもさわってみて下さると嬉しいです。

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HTAP時代の到来に向け期待を集める「BLUアクセラレーション」

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この記事の著者

吉村 哲樹(ヨシムラ テツキ)

早稲田大学政治経済学部卒業後、メーカー系システムインテグレーターにてソフトウェア開発に従事。その後、外資系ソフトウェアベンダーでコンサルタント、IT系Webメディアで編集者を務めた後、現在はフリーライターとして活動中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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