今回、シスコは石川佳純選手、張本智和選手とのアスリートアンバサダー契約を通じて、両選手が抱えている課題や要望をヒアリングした上で、シスコのテクノロジーでそれらの課題を解決すべく、選手やコーチ、チームメンバーと協力しながら、テクノロジーを活用した新たなトレーニング方法や戦い方を、ともに築いていくという。

シスコとアスリート アンバサダー契約を締結した卓球の石川佳純選手と張本智和選手
最初の試みとして、クラウドベースのコラボレーションサービス「Cisco Spark」などの技術やサービスを選手に提供し、選手やコーチ、サポートチーム間の円滑なコミュニケーションをサポートしていく。

コラボレーションデモの様子 *画面上はコーチである石川選手の母親
「(海外の遠征先などでも)すぐに相手の情報を調べて一緒に対策をとることができる。離れている場所でも何のストレスもなくコミュニケーションがとれる。自分にとって新しい大きな武器が増えた」(石川佳純選手)

データ分析デモの様子 *練習時の打球の速度やコースなどをリアルタイムでトラッキング
「卓球は誰にでもコース取りの癖や戦い方がある。それをデータにして見れるのはすごく大きなこと。また、自分自身の打つコースの癖だったり、いい時、悪い時のパターンが必ずある。それをデータ化することで、しっかり反省して、レベルアップにつなげていきたい」石川佳純選手
今後は、Jリーグ、プロ野球、ラグビートップリーグなどさまざまなスポーツのデータの収集や分析、配信を行なうデータスタジアム株式会社と協力し、同社の持つノウハウやシステムとシスコのテクノロジーを組み合わせることで、選手に対して、試合やトレーニングに関する様々なデータ分析を安全に提供、選手強化のサポートを行うための仕組みづくりの可能性を検討していく。
シスコでは、こうした取り組みを通じて、テクノロジーを活用した「戦い方改革」を推進し、卓球を始めとするスポーツ全般の進化に貢献することを目指すとしている。

写真左から、シスコシステムズ合同会社 代表執行役員社長 鈴木みゆき氏、
石川佳純選手、シスコシステムズ合同会社 専務執行役員 鈴木和洋氏