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DevOpsの導入は企業に何をもたらすのか――デジタル時代も成長し続けるための体制構築とは

2018/06/14 06:00

 デジタルビジネスが拡大するにつれ、IT部門はビジネス価値のある製品やサービスの迅速な提供を求められるようになってきた。IT部門はどう変化していけばよいのか。現在、導入が進んでいる開発手法DevOpsを軸に、ガートナー バイス プレジデントのミリンド・ゴーヴァカー氏が解説する。

IT部門とビジネス部門の関係性の変化

ミリンド・ゴーヴァカー氏
  ガートナー バイス プレジデント。ガートナーのインフラストラクチャ&オペレーション (I&O) リサーチのリサーチ主任を務める。 クラウド・コンピューティング、人工知能 (AI) /機械学習、自動化、パフォーマンス/可用性管 理、I&O のアジリティ、IoT 管理、「サーバレス」インフラストラクチャ、IT インフラストラチャ、IT サ ービス管理など、I&O のあらゆる側面にわたる世界規模の統合的なリサーチのための方向付けとフレームワークを調査し設定している。

 昨今、IT部門とビジネス部門の距離は加速度的に近づいてきた。そのような現状を踏まえ、ゴーヴァカー氏は、「これまでIT部門が多くの企業で、社内の裏方部門として扱われていた」と指摘、「企業が競争に勝ち残っていくためには、IT部門も表舞台に出なければならない」と続ける。デジタル時代において成長が期待できる企業を、以下の点に対応できる企業と定義する。

  • ビジネス価値のために柔軟に部署の壁を越えることができる体制づくり
  • IT部門と事業部門の協業によるバリューベースのフレームワークの構築
  • 速いスピードでの継続した製品/テクノロジー提供

DevOpsの導入が企業の体制構築のカギに

 企業はどうやって体制の整備、フレームワークを構築すればよいのか。同氏は最も有効かつ、取り組むことによる効果が期待できるとして、DevOpsの導入を勧める。

 DevOpsとは、開発担当者と運用担当者の連携による開発手法のこと。同氏は、開発と運用の連携から一歩踏み込み、「ビジネス部門の代表者の参画が必須」と話す。ビジネス部門とも協業することで、提供しようとしている製品やサービスが要望に合致しているかを早い段階でチェックが可能に。ビジネス価値を提供するまでのサイクルタイムの短縮やビジネス価値の早期実現といった効果を、さらに強く発揮できるという。

出典:ガートナー(2018/4)[画像クリックで拡大表示]

 また、多くの企業が頭を悩ませているコスト削減も"副産物"として期待できるようになる。「毎日リリースをする心構えで、インフラ環境を自動化する。早く小さく問題を重ねることで、問題を明確にして改善でき、大きな失敗の可能性を減少させられる。結果的にコストも削減にもつながる」(ゴーヴァカー氏)。

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